日本の医療の課題(暫定)
徒然なるままに列挙。追記していく予定。
MECEに全然ならない(汗)
財源
- 国の財政の悪化に伴い財源が不足しているとされる。個人的には、本当に財政はまずくないと思っている。
- 世界で最高クラスに医療費が抑制されているとされる。
- 薬価が抑制されているため製薬会社の開発インセンティブが低い
- 保険者の統合が進んでいない
アクセス
- 非常にアクセスが良いのだが、国民にはアクセスが悪いと思われている
- 他国ほど総合診療医が制度として確立されていないので、いきなり専門的な検査をされがちで無駄が多い
質
治療
- インチキ抗がん剤クリニック
- 総じて良いとされる。ただし、腫瘍の治療で外科の立場が強く放射線治療を十分に活用てきていない
- ドラッグラグ、デバイスラグは解消傾向にあるとされる
- 病床不足への対応
- 最期を自宅で迎えることができるように
研究
- 博士課程の目的が労働力の確保になっている。質の高い研究があまりされていない。
- デバイスの開発系統の研究が弱い
教育
- 学生が放置プレイされている。かかる時間のわりに得られるものが少ない。
- 英語の教育が弱い。
データ、IT
- 病院間で電子カルテの形式が統一されておらず検査のし直しなどの無駄が多い。
- 色々なデータベースがあるが、1つで国の医療を全て表すデータベースが存在しない
- ITの活用が不十分。患者への説明をスカイプでやるなど。家族にとっても負担
国民
- 質の高い医療を安く早く享受できて当然と考えている?
- 医学知識が少ないためインチキ情報に惑わされてしまう
学会等での広報の強化が必要?
学会の関係者と医療関係のメディアの方々の協力関係がない?
予防
医療提供者
過重労働
病院の数が多く、一病院あたりの医者が少なく当直回数が多い
担当医制
いらない業務が多い(特に大学病院)
研修医の残業が管理されるようになったため、チューベン以上に過剰な負担
診療科、地域、病院診療所間の医師の偏在
一部の科目の過重労働
一部の地域で今後一部の科の医療の提供が困難になる可能性
優秀なはずの人たちが可能性を発揮できずに失って行く特に研究方面
必ずしも医師がやる必要のない仕事を医師がやっている
女性医師のキャリアパス
国際展開
他の国への情報発信が弱い?
製薬会社
https://kenyoshida36.wixsite.com/drug-discovery-blog/blank-1
- デジタルMRに伴うMRの大量リストラ問題
医療機器メーカー
規模が小さく国際競争力がない
規模が小さいためコンサルなども入りにくい?
日本は規模が小さい病院が数多くあり、臨床試験のコストが高い
司法
- 実現不可能な理想的な状況を基準に賠償責任を追求されるため現場の負担が増えている?
- 司法関係者と医療関係者とのパイプが弱い?ため、双方の話し合いが進んでいない?
- 弁護士が量産されてしまったせいで、弁護士も食べて行くために仕方なく医療をターゲットにしている?
国レベルの課題
- どんどんしょぼい国になり、将来に希望を持つことができない人が増えているような気がする。そこをなんとかしていきたい。一人一人の自己効力感を高める?
医療の課題解決の最終的なゴールは関わる人の幸せでは?
患者の幸せ
- 治療効果をあげるだけではなく、病院自体や医療スタッフの接遇の向上
- 患者の医療リテラシーの向上。医学知識だけではなく、医療スタッフの疲弊等医療を取り巻く環境についても
医療従事者の幸せ
- 労働におけるQOLの向上
- 労働時間の短縮、訴訟リスクの軽減、臨床系大学院は研究したい人だけにするなど
特定の組織に入ったりポジションを得たりする前からできることはたくさんある。日々自分が接する一人一人に対して課題を投げかけて一緒に議論していくようにするだけでもまわりに良い影響を与えることができると思う。
スムーズに議論に入れるように、トピックはストックしておこう。
日本的、とされるものがそもそも戦略上間違っているのか、それとも戦略上は問題がないものの他の要素との組み合わせが問題で負けているのか、
人、金、もの、時間、情報
要素(人、場所、モノ、金)
場所
国、都道府県、医療圏、市町村、外国
組織
病院(市中病院、大学)、診療所
人
医療従事者(医師、看護師、薬剤師、コメディカル) 医師会など
医療需要者(患者、家族)
その他ステークホルダー
金
保険者、国家、それぞれの企業
製薬企業、医療機器メーカー、医局、大学院、専門医、